2010年05月27日

太平洋戦争時代の様々なウォーシップ「空母飛龍」

「空母飛龍」

空母飛龍は準同型艦の蒼龍と共に、日本海軍の空母建造技術を結実させた艦です。蒼龍と飛龍で確立された技術は、その後の日本空母の建造に活かされました。特に飛龍は、ミッドウェイ海戦での奮闘で有名です。

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*日本の空母建造

日本海軍初の空母、鳳翔が1922年に完成して以後、日本空母が大きく発達するきっかけとなったのが、1922年に締結されたワシントン海軍軍縮条約です。

同条約により日本海軍は、本来廃艦となるはずだった建造中の戦艦加賀と巡洋戦艦赤城の設計を変更し、空母として完成させました。

これまで排水量7,470dの小型空母鳳翔1隻しか保有していなかった日本海軍が、一気に26,900dの大型空母2隻を保有することになったのです。

しかし、加賀、赤城に次いで建造された小型空母龍驤は、小型過ぎて失敗しました。しかも鳳翔、赤城、加賀、龍驤の4隻で軍縮条約の建造枠81,000dの大半を使ってしまったため、残る枠は12,630dとなったのです。


*理想的な中型空母

軍縮条約に決められた残りの排水量では、中型空母1隻しか建造できなかったが、旧式の鳳翔については1938年以降に代艦を完成させることが認められていたので、現実には20,100dの建造枠がありました。そこで空母2隻を建造しようと計画されたのが、蒼龍と飛龍です。

当初の建造計画では、排水量10,050dで20a砲6門を装備し、航空機100機を搭載するという欲張ったものでした。さすがにこの設計は改められたが、それでも15.5a砲5門と70機の搭載機という重武装の計画でした。

そうした折、水雷艇友鶴が嵐に遭って転覆する事故が起きました。この転覆は、小型の船体に無理な重武装をしたため、復元性能が不足したことが原因でした。友鶴事件の調査結果を受けて設計を変更したため、蒼龍型の建造は1年遅れ、2番艦飛龍の完成は条約明けに延びてしまいました。このため、蒼龍は制限枠を1隻で使えることになり、排水量15,900dと余裕を持った設計の中型空母となりました。

続いて条約明けに建造されることになった飛龍は、排水量17,300dと、さらに大型化しました。艦首の甲板を一段高くして凌波性を向上させたほか、飛行甲板の幅を1b増やすために船体幅を0.8b広げています。

飛龍の最大の特徴は、艦橋の位置でした。ほかの日本空母の艦橋が右舷前部にあるのに対し、飛龍は左舷中程にあります。

これは搭載機を発艦させる際に、艦橋ができるだけ後方にあったほうが良いと思われたからです。しかしこの艦橋配置は、発艦機にそれほどの効果はなく、逆に艦橋が起こす気流が着艦の際に悪影響を及ぼしました。

結局左舷中央の艦橋は、飛龍のほかには赤城にしか採用されていません。しかし飛龍は、艦橋配置を除けば理想的な中型空母だったのです。このため、太平洋戦争中に空母を急造することになった際には、艦橋配置を改めた飛龍の設計がベースとなりました。


*ミッドウェイでの奮闘

1939年7月に完成した飛龍は、蒼龍と共に第2航空戦隊を編制しました。この第2航空戦隊の搭乗員は、開戦直前に編制された第1航空艦隊のなかでも最精鋭といわれる練度を誇っていました。

飛龍が最大の活躍をしたのは、ミッドウェイ海戦でした。第2航空戦隊指令官山口多聞少将の旗艦として出撃した飛龍は、赤城、加賀、蒼龍がアメリカ爆撃機の攻撃を受けて大破した後も、単独で反撃を行いました。

飛龍の航空隊はアメリカ艦隊に対して2度に渡って攻撃を行い、アメリカの空母ヨークタウンを撃破しました。しかし孤軍奮闘した飛龍も、艦載機の攻撃を受けて航行不能となり、ついに味方駆逐艦の魚雷で処分されたのです。

敗れたとはいえ、飛龍の奮闘は、最新鋭をうたわれた第2航空戦隊の面目躍如たるものでした。理想的な中型空母として建造された飛龍は、実戦で充分に活躍したのです。

「空母飛龍」最終時

基準排水量 17,300d

全長     227.35b

最大幅    22.32b

機関出力  153,000馬力

最大速力  34.59ノット

航続距離  18ノット時 7,670海里

搭載機   戦闘機18機、爆撃機18機、攻撃機18機

武装    12.7a連装高角砲6基12門、25_3連装機銃7基、連装5基、計31挺








アオシマ 1/ 700 空母飛龍 1942[31483]プラモデル アオシマ WLヒリュウ1942アオシマ 1/ 700 空母飛龍 1942[31483]プラモデル アオシマ WLヒリュウ1942


*様々な艦船模型





【玩具】ナノブロック 航空母艦 赤城 NB-005【取寄】【玩具】ナノブロック 航空母艦 赤城 NB-005【取寄】







アオシマ 1/700 ウォーターライン 航空母艦 No.222 日本海軍航空母艦 蒼龍 1941 [45152]アオシマ 1/700 ウォーターライン 航空母艦 No.222 日本海軍航空母艦 蒼龍 1941 [45152]







ハセガワ 1/ 700 アメリカ海軍 航空母艦 ヨークタウンII[WL709]プラモデル H WL709ヨークタウン2ハセガワ 1/ 700 アメリカ海軍 航空母艦 ヨークタウンII[WL709]プラモデル H WL709ヨークタウン2

ラベル:飛龍 空母
posted by シン軍曹 at 20:14| 空母 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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